ブログ(【社長コラム】山と私-なれそめ編―パート3)

時は過ぎ、子育ても一段落した時、山が私を呼び戻した。

金もかからず健康にいいと、まずは金華山登りを始める。比較的楽な瞑想の小道から入り、ビューポイントで2度ほど大休憩を取り、息も絶え絶えに頂上に着く。休日に何回も足を運ぶ。

次第に他の山も行きたい欲望が頭をもたげるが、どうしたらいいのかわからない。まずは某社が中高年の山の教室で生徒募集をしていたので飛び込む。20人ほどの中高年の生徒がいた。わたしは当時若いほうであった。年配な方たちばかりで、自分が優位に立つことが出来ると邪心が騒ぐ。

最初の山は北アルプスの焼岳です。

遥かなる山に期待を寄せ、登る日を待ち焦がれていた。それが地震の影響で変更となり、鈴鹿の国見岳となる。名も知らず行く気が失せた。初めての本格的な山に備え、靴、ザック、雨具、服装を整え、散財した。

当日張り切って集合場所へ行ったはいいが、皆さんサンダル履き!登山口で履き替えるのです。何も知らず困惑することばかりの連続。忘れもしない、6月で蒸し暑いのに鈴鹿の山!誰がこんな山行計画を立てたのか。

汗だくで頂上に上るが、ガスでどこの山に登ったかさっぱりわからず。疲労感だけで感動無し。仲間から置いていかれ、一番ビリで下山する。

帰宅後頭痛はするわ、脚はがくがくでバタンキュー。翌日日常生活にも支障が出た。それから山行が恐怖となる日々を送る。

 

1ケ月後の2回目は中津川の焼山。

笹原で見晴らしはいいが、刈った笹が靴底にあたり、歩きにくいの何のこの上なし。疲れだけ残る。

 

3回目の山行で雨あがりの伊吹北尾根に行く。

稜線に立つと、今まで感じたことのない穏やかな景色と爽快感に浸ることができた。空気がひんやりとして美味しい。体に酸素をいっぱい吸い込む。見下ろすと眼下に白い煙がたなびいている。民家から火事が発生。一大事と仲間に告げると、上昇気流と失笑される。

又、登山道には、可憐な高山植物が咲き誇りと思いきや最初に出会った花が「ネコノメソウ」。うじゃうじゃに蔓延っている。これが高山植物か。清楚な花の印象はこれまた幻想に終わった。イワウチワと出会ううちにイワセンプウキもあるよと先輩から言われ本気にした。

しかし、3回目の山行で山の魔力に取りつかれることとなる。

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